こんにちは。総務部のハマダです。
前回のブログでは、ポストプロダクション部でした。
ポストプロダクション部に所属の時は、編集ができるわけではなく
エディターさんのお仕事が少しでも作品に集中して出来るように主にデスク業務をしていました。現在は、総務部に所属しています。ポストプロダクション部のデスク業務も続けています。性格のせいか、考え方のせいか、元々、キチンと決まっている事が好きではなく
所属にこだわらず色々な業務をしております。確かに、色々な業務をすると必ず、分からない事や勉強不足な部分が出てきます。楽しく携わるように心掛けて日々、勉強です。
部署が異動した私ですが、ドラマ・映画部の制作デスクを担当していた時もありました。
この会社に興味がある方に向けて参考になるか分かりませんが、現場に近いデスク側のお話しをしたいと思います。
私が制作デスクを担当していた頃と、現在では色々、進化してそうです。
まず、面接の際に、聞かれた事で記憶があるのはドラマ・映画に興味がある事、「もちろん!好きです!」臨機応変に何処でも行けますか?「?行けると思います。」こちらの答えは、急な依頼と対応が時々発生する事があるという意味でした。私は飲食会社からの転職面接だったので面接の方は、例として、富士山の頂上で撮影していたら急遽来てもらうこともあるかもしれません。と談笑しながらだったので冗談なのかなと思って笑顔で対応した記憶でした。
初めての制作会社への就職でした。事務仕事も初めてでして、私を教えてくれた方は、日本語が上手なモンゴルの方でした。しかし、マニュアル資料を英語で貰った時は、良く受かったな!やっていけるかな!と思いました。モンゴルの方は理系で研究職に転職されすぐ、1人になりました。すぐ、独り立ちしてしまい、色々現場の事も分からず入ったので業界用語も大変でした。意外と現在も通じません。
こちらは、「ペンギン」と言われていました。
※「ペンギン買っといて」と言われて、ペンギン値段で調べると70万~1000万買う?となります。
色々ありましたが、思い出と共に
私的制作デスクの変わった仕事ベスト3を発表します。
【3位】エキストラ
・飲食店でのお客
・ワイプの中のTVキャスター役
※ワイプの中の演技があるなんて思っても居なかったので、芸能人の方のワイプで目立つようにしている。の意味が我が身に来るとは…
・ハワイアンシャツを着て謎のグループと一緒にポスター写真撮り
※ポスターの中の人物 こちらは、ちゃんと、ヘアメイクと衣装の方がいて、意外と楽しかったです。ヘアメイクと衣装さんを体験したので、次回からの私の口癖は、
ヘアメイクさんが居ないとやりたくないです。と贅沢になりました。
【2位】東京から京都までお届け物
私のお届け物での一番の長距離場所です。他、東京からフィリピンまでお届け物未遂。のご指名もあったのを密かにワクワクしていましたが、未遂で終わりました残念。
お届け物は、制作デスクあるあるのようで、飲食店のお客エキストラで他の会社の制作デスクの方とお話しした時にあるある。と話しが通じていました。
【1位】ゾンビの声
一番、恥ずかしかったです。ゾンビ映画のゾンビの声が足りないとプロデューサー直々に、高い声だから大丈夫じゃないと録音スタジオに連れていかれました。その日は、パチンコ店員のインカムの中の声と、ゾンビの声でした。映像に合わせて、セリフを言います。プロがやるお仕事ですよね。行ったら、やってみるしかない!ゾンビ「ウーウー・・・・グガ!」何テイクか撮る。どれが正解だったでしょうか?
※TVのワイプを↑我が家の猫ちゃんでイメージ
※デモゴルゴンは、PRONTO×NETFLIX(渋谷フクラス店のコラボカフェへ行ってきました!
(https://www.pronto-kissakaba.com/stranger-pronto/)
他、
・リサーチ(いい感じの古本屋30件リスト資料作成など)意外と楽しいです。
・撮影交渉(屋上から警察部隊が飛び降りるシーンが出来る。出来れば百貨店の屋上)(監視カメラを設置していい保育園)さて、どっちの交渉が難しいでしょうか?屋上です。屋上から人が飛び降りるなんて危ないNGなので、許可してくれません。
・季節外れのヨモギの調達(友達のお母さんのお庭から送ってもらいました。)
・万札にアイロンがけ
・子役オーデイション会場や、打ち上げ会場の受付
等々。
ほとんど通常業務ではなく急な依頼が多いです。急に上の諸々が依頼されます。
もっとも急な依頼のほとんどがお使いです。急なので、依頼する本人もしどろもどろだったりします。
一番ひどかったのは、「とりあえず、後で行先伝えるから、〇〇方面のタクシー拾って乗って・・・。」これは、ドキドキです。刑事ドラマの尾行か!と楽しく妄想しながらも基本、人を信じてないので、タクシー乗って連絡なかったら・・。連絡来ましたけど。何故?いつも急なの?早くこうなる前にやらなかった?が、心の中で何度も繰り返します。
何だか急な依頼を受けてしまうので、いつも心がけていたのは、書類処理などは優先順位を決めて、少し余裕を持つようにしていました。急に依頼が来ても行けるようにはしていました。今でも、書類処理に優先順位を決めて行います。
入社当時に、ドラマの現場を学びに連れていってもらいました。しかし、担当の方には、監督が「君バニーちゃんになって出演して」と言われたら、断れないからね。と言われました。バニーちゃんにならないように、身をひっそりして、ビクビクして現場見学に行ったのを覚えています。社内では、頼りない〇〇くんや△△さんもキラキラ働いていて尊敬する方々になります。そんな、現場の姿を知っているので、変な依頼でも、頑張ろうと思います。
慣れてくると、「〇〇の後、やります。」と伝えてから対応します。こちらも、優先順位が分かって来るのです。肝が据わって来るとも言われますかね。きっとそれくらいが、楽しく携われて長続きします。
制作デスクは、制作会社の特殊なデスクですが、フリーランスで会社を転々としている方やクライアント側のデスクの方などともやり取りがあります。フリーランスの方は、目が肥えていて他社のデスクの方ともやり取りをするので、どこの会社のデスクが出来る=会社の対応がいい、仕事がし易いなどになります。フリーランスの方が次の仕事の依頼を続けて受けてくれると嬉しかったりします。私も、デスク業務をフリーランスの方に楽しく時には厳しくお仕事を習いました。ドラマや映画の制作では、担当制になっているので、ロケ現場だけで規模にもよりますが、スタッフ30名程から関わります。1つ作品を作るのにいつも、チームとなります。制作デスクは裏方の裏方ですが、映画のエンドロールにチームの一人として名前を載せてくれます。作品のチームに入れたと感動する瞬間です!
そんなこんなで、楽しく携わるようにしています。